CLOVA Noteは終了しました。無料のAI文字起こしは今どれを使えばいいか

先に結論を書きます。

  • **CLOVA Noteβは2025年7月31日にサービスが終了しました。**もう使えません。
  • 後継のLINE WORKS AiNoteは、有料プランが月額19,800円からの法人向けサービスになりました。個人が気軽に使う価格ではありません。
  • 個人が無料で続けるなら、現状はNottaのフリープラン(月120分)が現実的な移行先です。ただし1回の録音が3分までという、かなり効く制限があります。

以下、それぞれ公式ページで確認した数字を出します。 検索して出てくる記事の多くがまだ「CLOVA Noteは無料で使える」と書いているので、 そこは一次情報に当たりました。

CLOVA Noteβは終了している

CLOVA Noteの公式サイト(clovanote.line.me)を開くと、現在はこう表示されます。

CLOVA Noteβのサービスを終了いたしました。長い間ご利用いただきありがとうございました。

終了日は2025年7月31日。案内では、正式版としてリリースされた LINE WORKS AiNote への移行が示されています。

「β」が取れて正式版になった、という流れなので、 名前が変わっただけで中身は同じだろうと思うかもしれません。 実際には、想定している利用者が個人から法人に変わっています。

後継のLINE WORKS AiNoteは法人向けの価格になった

LINE WORKS AiNoteの公式ページに載っている有料プランは次のとおりです (2026年8月23日時点、年間契約時・税抜)。

プラン 月額 文字起こし時間 1回あたり
チーム 19,800円 6,000分(100時間)/月 180分
ビジネス 54,000円 18,000分(300時間)/月 180分
エンタープライズ 162,000円 60,000分(1,000時間)/月 180分

一番安いプランで月額19,800円です。 月100時間の文字起こしが必要なチームには妥当な設計だと思いますが、 「週に何回か打ち合わせを録音したい個人」が選ぶ価格ではありません。

フリープランは存在します。ただし公式ページの記載は 「フリープランでは利用できる機能に一部制限があります」までで、 具体的に月何分まで無料なのかは、製品ページに書かれていません。 第三者サイトには「月300分」と書いているものもありますが、 公式で確認が取れなかったので、ここでは数字を断定しません。 無料枠だけで足りるかどうかは、実際に登録して確認する必要があります。

つまりCLOVA Noteを「無料の個人向け文字起こしツール」として使っていた人にとって、 AiNoteはそのまま同じ使い方ができる後継とは言いにくい、というのが実際のところです。

個人が無料で使うなら:Nottaのフリープラン

現時点で、個人が無料で始められて情報も揃っているのはNottaです。 料金ページの数字はこうなっています(2026年8月23日時点)。

フリー プレミアム ビジネス
料金 0円 1,185円/月 2,508円/月
文字起こし時間 120分/月 1,800分/月 無制限
連続録音時間 3分 5時間 5時間
ファイルインポート 50個/月 100個/月 200個/月
AI要約 10回/月 100回/月 200回/月

※有料プランの金額は年間一括払いの場合の単月換算(税込)。 プレミアムは総額14,220円、ビジネスは総額30,096円の一括払いです。 料金ページには「40% OFF」の表示が出ていたので、 これは割引適用後の価格です。時期によって変わる可能性があります。

効いてくるのは「月120分」より「連続3分」

無料プランの制限として目につくのは月120分の方ですが、 実際に詰まるのは連続録音3分の方です。

30分の打ち合わせをNottaに向かって直接録音したい場合、 1回3分の壁があるのでその場では録れません。

ただし2026年8月26日に実際に試したところ、 この3分制限が効くのはリアルタイム録音だけでした。 すでにある音声をインポートする場合は、1時間9分35秒のファイルがそのまま通り、 120分の枠から70分が消費されました。

つまりCLOVA Noteの代わりに無料で会議を文字起こししたいなら、 スマホのボイスメモなどで録っておいてNottaに取り込むという手が使えます。 検証の詳細は【実測】Nottaの無料プラン、連続3分の制限は「録音」だけに書きました。

有料に移るかどうかの分かれ目

プレミアム(年間一括で月1,185円)に上がると、 連続録音が3分から5時間に変わります。月1,800分は30時間分です。 ここが実質的な「使える/使えない」の境界線で、 月120分から1,800分という15倍の差より、 3分から5時間という100倍の差の方が体感は大きいはずです。

なお、Nottaには学生・教職員向けの50%割引があります。 料金ページに記載があるので、対象に当てはまるなら確認する価値があります。

この記事で確認していないこと

正直に書いておきます。

  • 文字起こしの精度は、この記事では比較していません。 料金と制限は公式ページで確認しましたが、実際に音声を入れて 精度を測る作業はまだしていません。「Nottaの方が正確」とは書けません。
  • LINE WORKS AiNoteのフリープランの具体的な上限は未確認です。 公式ページに記載がなく、第三者情報を数字として採用しませんでした。
  • Notta以外の選択肢(Vrew、Word・Googleドキュメントの音声入力、 ローカルで動かすWhisperなど)は、この記事では扱っていません。 無料で済ませたい場合、実はこちらが答えになることもあります。

精度の比較と、無料で使えるその他の手段については、 実際に同じ音声を入れて試したうえで別の記事にします。 このサイトは「触ってから書く」を方針にしているので、 触っていない段階では、こうして範囲を区切って書きます。

まとめ

  • CLOVA Noteβは2025年7月31日に終了。復活しません
  • 後継のAiNoteは月額19,800円からの法人向け。個人の代替にはなりにくい
  • 個人の無料枠ならNottaフリー(月120分・連続3分)が現実的
  • ただし会議録音が目的なら、無料プランでは連続3分の壁に必ず当たる
  • 精度で選びたい場合は、まだ判断材料が足りません。別途検証します