イルシルの無料トライアルは「2週間」ではなく3日間だった(2026年9月・公式で確認)

AIスライド生成ツール イルシル の無料トライアルは、 解説記事では「2週間」と書かれていることが多いのですが、 2026年9月2日時点の公式サイトには3日間と書かれています。

しかも、誰でも使えるわけではありません。

先に結論を書きます。

  • 公式トップページの表記は 「パーソナル/パーソナルプラスの年間プラン(1年)を新規でお申し込みいただく 場合に限り、3日間の無料トライアルをご利用いただけます。1ヶ月・6ヶ月のプランには 付きません。」
  • つまり無料トライアルの入口は、1年契約を申し込んだ状態から始まります。
  • 終了時の挙動も公式に明記があります。 「トライアル期間の終了後は自動的に有料プランへ移行しますので、 継続されない場合は期間内に解約をお願いします。」
  • そして利用規約第17条2項は 「利用期間の途中で本サービスを解約した場合でも、ユーザーは、残期間分の 利用料金の支払義務を免れません。」です。
  • ところが、**その「年間プラン(1年)」の価格が、パーソナルについては 公式トップページに出ていません。**出ているのは月額1,848円だけです。

以下はすべて、2026年9月2日に 公式トップページ・ パーソナルプランのページ・ 利用規約・ 公式コラムで確認した内容です。 筆者はこのツールを契約しておらず、未実機です。 書いているのは公式の記述の読み取りだけで、使用感の話は一つもありません。

プランと料金

公式トップページの料金表から、そのまま書き出します。

プラン 料金(税込) AIデザイン生成 かんたんレポート生成 作成可能な資料数 外部データ出力
フリー 無料 3枚/月 3枚/月 3個まで 対応なし
パーソナル 1,848円/月 40枚/月 10枚/月 無制限 PDF・PowerPoint
パーソナルプラス 66,000円/年(月あたり5,500円) 200枚/月 ※1人あたり 100枚/月 ※1人あたり 無制限 PDF・PowerPoint
法人 応相談 500枚/月 ※1人あたり 200枚/月 ※1人あたり 無制限 PDF・PowerPoint

「月あたり5,500円」はパーソナルプラスの欄に公式が併記している数字です。 66,000 ÷ 12 = 5,500 なので、公式の年額をそのまま12で割った額と一致します。

フリープランで効くのは金額ではなく「外部データ出力:対応なし」のほうです。 スライドは作れても、PDFにもPowerPointにも書き出せないという意味に読めます。 資料は3個まで、AIデザイン生成は月3枚。 無料で試せる範囲は「操作を見る」ところまでで、 成果物を持ち出すところから有料という設計です。

なお、フリープランで作った資料を**画面共有やURLで外に出せるのかどうかは、 公式の料金表からは読み取れませんでした。**書き出せないのは「外部データ出力」と 書かれた列であって、他の共有手段について料金表は何も言っていません。

「2週間」はどこから来たのか

第三者の解説記事には「2週間の無料トライアル」と書いてあるものがあります。 これはまったくの創作ではなく、古い情報だと考えられます。

イルシルの運営会社自身が出した 2024年1月22日付のプレスリリース(新料金プランのリリース告知)には、 ビジネスプランとパーソナルプランについて、それぞれ 2週間の無料トライアルが利用できると書かれています。

そのプレスリリースにある「ビジネスプラン」は、 2026年9月2日時点の公式トップページの料金表には存在しません。 今あるのはフリー/パーソナル/パーソナルプラス/法人の4つです。

つまり、プラン構成が入れ替わっており、トライアルの条件もそれに合わせて 変わっていると読むのが素直です。 「2週間」と書いている記事は、2024年時点の告知の数字を持ち回っているように見えます。

これはこのサイトが料金表を毎回読み直している理由そのものです。 無料トライアルの日数は、料金以上に静かに変わります。

公式の中でも、対象プランの書き方が揃っていない

正直に書いておきます。対象プランについては、公式内で2つの書き方があります。

  • トップページ:「パーソナル/パーソナルプラスの年間プラン(1年)」(2プラン)
  • 公式コラム(2026年3月5日公開・2026年7月28日更新): 「2026年3月5日より『パーソナルプラスプラン』の無料トライアル提供を開始いたしました」 「『パーソナルプラスプラン』で提供している全機能を3日間無料でお試しいただける」

3日間という日数は両方で一致しています。 食い違うのはパーソナル(プラスではないほう)にも付くのかという点です。 コラムは提供開始のお知らせなので、開始時点ではパーソナルプラス限定で、 後からパーソナルにも広がった、という順番であればどちらも正しくなります。 ただしそう書いてある公式の記述は見つけられませんでした。 新しいのはトップページの表記だと判断していますが、断定はできません。

3日間トライアルの重さは、規約と合わせて読む

トライアル単体では3日間という短さの話で終わります。 効いてくるのは、入口が1年契約であることと、規約の組み合わせです。

利用規約(制定2023年10月20日/改定2026年1月1日・2026年1月22日)から、 料金に効く条項を拾います。

  • 第9条1項「本サービスの契約期間は、申込フォームにて定める期間とします。」
  • 第9条2項(自動更新)「契約期間終了日の一定期間前(別途当社ウェブサイトにて 定めます。)までにユーザーまたは当社から相手方に対し更新しない旨の当社所定の 方法による意思表示がない限り、当該時点と同一の条件で自動的に契約更新するもの」
  • 第17条1項「ユーザーは、契約終了の一定期間前に当社所定の方法による事前通知を 行い、利用契約を解約することができます。」
  • 第17条2項「利用期間の途中で本サービスを解約した場合でも、ユーザーは、 残期間分の利用料金の支払義務を免れません。」
  • 第7条3項(価格変更)「当社は、本サービスにおいて無償または有料とされている 機能等について、当社の裁量でその価格を変更することがあります」

並べると、3日以内に解約しなかった場合に始まるのは月契約ではなく1年契約で、 その1年は途中でやめても残りの支払義務が残る、という読みになります。

パーソナルプラスの公式の年額をそのまま使うと**66,000円(税込)**です。 これは公式の数字であって、 筆者が「3日を過ぎると66,000円かかる」と確認したわけではありません。 実際の請求額・請求タイミング・解約の締切がどう運用されるかは未確認です。 ここは公式の年額と規約の条文を並べただけだと理解してください。

Value AI Writerで日割りも返金もなかった件と同じで、 無料の入口は期間だけでなく、期間が終わった後に何が始まるかまで見ないと 読めません。

パーソナルの「年間プラン」の価格が公式に見当たらない

ここが今回いちばん引っかかった点です。

公式トップページは、無料トライアルの条件として 「1ヶ月・6ヶ月のプランには付きません」と書いています。 契約期間に1ヶ月・6ヶ月・1年の3種類があることは、この一文から分かります。

ところが料金表に出ているパーソナルの価格は1,848円/月だけで、 6ヶ月契約の価格も、1年契約の価格も記載がありません。 (パーソナルプラスのほうは66,000円/年が出ています。)

トライアルを使う条件が「年間プランの新規申込」である以上、 トライアルを使うために申し込む契約の総額が、料金表からは分からない ということになります。 1,848円 × 12 = 22,176円ですが、これは年間プランに割引があるかどうかを 確認できていない状態での単純計算で、公式が掲げている数字ではありません。 年間プランがこの額だと書いている公式ページは見つけられませんでした。

1枚あたりで割ってみる

公式の金額と枚数から、AIデザイン生成1枚あたりの単価を出します。 以下は筆者の単純計算で、公式が掲げている数字ではありません。

プラン 月あたり AIデザイン生成 1枚あたり
パーソナル 1,848円 40枚/月 46.2円
パーソナルプラス 5,500円(66,000円/年) 200枚/月 ※1人あたり 27.5円

金額は約3倍、枚数は5倍なので、枚数を使い切る前提なら パーソナルプラスのほうが1枚あたりは安くなります。 ただし**パーソナルプラスの枚数は「1人あたり」**で、 メンバー招待とライブラリ機能が付くプランです。 1人で使って月40枚に収まるなら、上げる理由は単価ではなく機能のほうにあります。

そして枚数を使い切らなければこの計算は成立しません。 月200枚のスライド生成が必要かどうかを先に決めるのが順番として正しく、 料金表の単位を確かめてから金額を比べるという 話とここも同じです。

この記事で確認できなかったこと

正直に書きます。

  • **未実機です。**契約していないので、生成の質、日本語の扱い、 カウントが実際にどの操作で減るかは確認していません。
  • **パーソナルの6ヶ月契約・年間契約の価格。**公式に記載を見つけられませんでした。 上に書いた22,176円は月額×12の単純計算で、公式の数字ではありません。
  • **「AIデザイン生成」と「かんたんレポート生成」のカウントが、 どの操作で1減るのか。**枚数は書かれていますが、 作り直したときに再度消費されるのかは公式から読み取れませんでした。 ConoHa AI Canvasの起動時間課金や Value AI Writerの「タイトル候補で1消費」のような 消費条件の明記は、今回は見つけられていません。
  • **無料トライアルにクレジットカード登録が必要か。**記載を見つけられませんでした。
  • トライアル3日間の起算点(申込時刻か、翌日からか)も確認できていません。
  • ヘルプページと特定商取引法に基づく表記が読めませんでした。 どちらも公式サイトからNotionの外部ページにリンクされていますが、 筆者の取得方法では本文を取得できず、中身は空でした。 **公式が公開していないという意味ではありません。**筆者が読めなかっただけです。 したがって、特商法ページ側にしか書かれていない条件があれば、 この記事はそれを反映していません。
  • 公式ドメイン上に「ライフタイムプラン」のランディングページ(lp.irusiru.jp)が 存在しますが、こちらも本文を取得できず、 **価格・条件・期限は一切確認できませんでした。**買い切りの選択肢がある可能性は ありますが、内容を確認していないので何も書けません。
  • フリープランでの共有手段(URL共有など)の可否。
  • 法人プランの金額。「応相談」なので公式に金額はありません。

まとめ

イルシルの料金で先に確かめるべきなのは、月額ではなく無料トライアルの入口です。

  • 無料トライアルは3日間。「2週間」は現行の公式表記と一致しません
  • 対象は年間プラン(1年)の新規申込のみ。1ヶ月・6ヶ月には付きません
  • 終了後は自動的に有料プランへ移行。規約上、途中解約でも残期間分の支払義務が残ります
  • **フリープランは外部データ出力に対応していません。**書き出しは有料からです
  • そしてパーソナルの年間プランの価格は、公式トップページからは分かりません

日数と対象プランは、申し込む画面で必ず確認してください。 この記事は2026年9月2日に公式ページを読んだ記録であって、 明日も同じだと保証するものではありません。 規約第7条3項は、価格を変更することがあると明記しています。